2021.08.15
エアコンの使い方それで大丈夫?
皆さん こんにちは。
全国各地で気温35℃を超える猛暑日が続いております。
こんな時に、もしエアコンが壊れたら・・・と考えただけで恐ろしい(‘◇’)ゞ
毎日うだるような暑さのなかで渋滞中にエアコンの設定温度をLOにして風量をMAXとエアコンが悲鳴をあげるような使い方をしていませんか?
今回はエアコンが効かなくなった、あまり冷えない、といったエアコンのトラブルは具体的にどのようなものがあるのか?そしてなぜ壊れるのか?をご説明させていただきます。
エアコンが冷えない理由はなぜなのか?
①冷媒不足 エアコンガスの減少、あるいは漏れて減少している。
②コンプレッサの故障、コンプレッサ本体の不具合
③エアコンフィルタの目詰まり
④ブロワモータ本体の故障 など
エアコンシステムの主要な部品として冷媒を圧縮して高圧化するコンプレッサを始め、熱のやりとりを行う熱交換器としてコンデンサとエバポレータを備えており、エアコンの故障の主な原因として挙げられるのは、上記の部品や結合部分などが振動や熱によって劣化して起こる冷媒の『ガス漏れ』になります。
エアコンシステムを構成する高圧ゴムホースや金属パイプで構成される配管部には、車両の走行中では、エンジンや車体からの振動や熱にさらされ常に負担がかかっていてメーカーの保証期間中に故障する可能性はかなり低く、長く乗っておられて一度もエアコン修理をされたことがない方はそれなりのメンテナンスを施す必要があります。
また効きが悪くなるといった軽度のトラブルであれば、クルマの年式によりますがエアコンフィルタが装着されているので一度目詰まりをしていないか点検をした上で酷ければ当社にて交換させていただきます!
エアコンの効きが悪くなったり、エアコンガスの量を点検したことがない人はエアコンガスのリフレッシュをお薦めします!
エアコンガスは長年の使用で、ガスの中に不純物が溜まることなどで冷却効果が低下しエアコンガスが規定量に満たないとコンプレッサの負荷が増えて燃費の悪化や故障の原因になります。
上記のコンプレッサはエンジン本体側のプーリからベルトを介して駆動するのですがコンプレッサが壊れた場合、本体の交換に回路内に残っているエアコンガスを回収した上、新たにコンプレッサオイルとエアコンガスの補充だけで完了となりますが、例えばコンプレッサが焼き付いた場合は焼き付いた時に発生する金属カスが不純物と一緒にエアコンシステム内に隅々まで回ってしまうため、エアコンシステムを構成する部品を総入れ替えする必要となるため、かなりの高額出費となります。
次にエアコンが臭くなったり、エアコンフィルタを交換しても風量が弱い場合はエバポレータという部品が原因となりまして、これはエキスパンションバルブで低温・低圧にされた霧状冷媒を大量に気化してファンにより送られる車室内の暖かい空気がエバポレータを通過することによって冷却し室内を冷房化しており暖かい空気がエバポレータフィンに当たり露点温度以下に冷却されると空気中の水分が凝縮してエバポレータフィンに水滴が付着し結果、車室内の湿気を取ることができます。
エンジンに負荷をかけるような扱い方、すなわち高回転域を頻繁に利用するような走り方は避けるべきでクルマに優しい適切な使い方を心がけるとともに、猛暑のなかの渋滞や買い物などで駐車場に停車しているような状態で30分以上付けっぱなしにするなど、エアコンはもちろんエンジンやバッテリーなどの電装系の負担が大きくなるような使い方も極力避けましょう!
日常のメンテナンス方法やエアコン修理時の部品代や工賃などご不明な点がございましたらサービスの西村までお気軽にご相談下さいませ!